ブログ - 2025年3月アーカイブ

当社の近況や作業中の様子をご案内します。

製菓工場様塗装工事報告 その4「中塗り」

続いて「中塗り」のご紹介です。

一般的に「上塗り」を2回以上することで、仕上げの手前の工程を「中塗り」と表現します。中塗りは強靱な塗膜を形成するために非常に重要な工程となります。
(使用する塗料によっては中塗り工程が不要なものもございます)

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当社では中塗りは基本的に上塗りと同じ色を使用します。
今回は工場の塗装ですが、例えば一般住宅塗装の場合、当社に在庫している別色の塗料を使用することで施工価格を抑えるなどのご提案をおこなう場合もございます。(ご提案時点での在庫によります)
ただし、既存の壁色・仕上がりの壁色によってはご提案できない場合もございます。あくまでも施工品質を落とさずご提案が可能な条件に限ります。

製菓工場様塗装工事報告 その3「下塗り」

今回は下塗りについてご案内します。

下塗りは塗料の密着性を高めるために極めて重要な工程です。基本的に白または透明の塗料になります。

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この工程がしっかりしていないと、施工後の塗膜の割れや剥がれが発生しやすくなり、いわゆる施工不良の原因となります。

製菓工場様塗装工事報告 その2「コーキング」

前回に引き続き、株式会社二鶴堂様の工場の施工状況です。
今回は「コーキング」についてご案内いたします。

コーキングは、タイルやブロック等の隙間から水の浸入を防ぐためにおこなう目地のことです。
コーキング材も時間の経過とともに劣化します。塗装工事と同時期に施工することを推奨しておりますが、前回の塗装工事から期間が空きすぎていると、目地が割れたりしている場合も多く、その割れ目から雨水が浸入し、建物の内部を腐食させる要因となってしまいます。

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コーキングには「打増」と「打替」がありますが、今回は「打替」になります。
打ち替えは旧目地を剥がし取ったあと、新しいコーキング材で再度目地を生成する作業になります。
ちなみに、打増は目地に亀裂など著しい劣化がない状態に、既存の目地の上からコーキング材を重ねて施工する方法です。

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コーキング材を剥がしたあとは、新しいコーキング材の密着性を高めるため、プライマーを塗布します。

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その後、隙間に新しいコーキング材を打ち、内部への水の浸入を防ぎます。
水は、木部であれば腐食、鉄部であればサビの原因となります。
木が腐れば強度が落ち、鉄(主に鉄筋コンクリートの鉄筋など)はサビで膨張することでコンクリートに割れなどが発生します。
コーキングも地味ですが極めて重要な工程です。