塗装工事の料金について
不必要な料金を支払わずに安心できる塗装工事をおこなうために、料金の根拠を知る必要があります。
価格の差は「使用する塗料のグレード」と「お住まいの大きさ」です
塗装工事の料金の構成として、「材料費」「施工費」があります。
材料費は、「使用する塗料のグレード」によってm²単価が決定します。また、「お住まいの大きさ」によって使用する量が決まるため、この2つの価格は大きくぶれることはありません。
相見積で比較する場合、お住まいの大きさ(施工面積)が正しいかどうかを見極めるのも大事ですが、もう一つ重要なポイントがあります。それは、やはり「使用する塗料のグレード」です。
まず、同じメーカーの同じシリコン塗料でも、必ずしも同じ施工単価になるとは限らない点です。
下記は、当社が取り扱っております関西ペイントのメーカーが公表している設計単価(参考価格)です。
※当社の施工価格とは異なります。当社のお見積書で実際の価格をご確認いただけます。
塗料名 | 材質 | 施工方法 | 設計単価 |
---|---|---|---|
アレスダイナミックTOP | シリコン樹脂塗料 | 平滑面塗り替え3工程 | 3,300円/m² |
コスモシリコン | シリコン樹脂塗料 | 平滑面塗り替え3工程 | 3,050円/m² |
上記の価格差ですと、外壁が200m²のお住まいだった場合、その価格差は5万円になります。
現在はネットの普及により、各塗料メーカーが業者の積算用に設計単価を公表していますので、同じ材質の塗料にもグレードの差があることや、このような価格差が生じることは調べたら解るようになっています。
相見積を取られる際は、塗料の正式な名称を確実に確認していただく必要があります。
中には「アレスアクアセラシリコン」「アレスアクアシリコンACⅡ」など、とても似ている名前もありますが、これらも当然設計単価は違いますので、紛らわしい表記になっていないかもしっかり確認してください。
元請施工か下請施工かは重要なポイントです
当社はお客様から請け負った塗装工事はすべて自社元請施工にて対応しております。それは、工事に施工品質に自信がある証拠でもあるのですが、中間に別業者が介入することで、一番不利益を被るのは実は「お客様」だからです。
仮に、A社とB社が全く同じ塗料を使用し、まったく同じ金額だったと仮定します。ただ1点違うのは、A社は自社施工であり、B社はC職人と包括契約を結んだいわゆる「外注施工」だったとします。
この場合、A社とC職人は同じ金額では施工できません。なぜならば、C職人の金額にはB社の手数料(利益)が差し引かれているからです。この時点でA社とC職人は「まったく同じ条件で工事をすることはできない」のです。
C職人は自分の生活(会社の利益)のためには、A社と同じ利益(あるいは近い)利益を得ようとするために、別の部分を削らないといけませんが、塗装工事はそこまで複雑なものではないため、削る部分というのは「施工手間を削る」か「塗料を調整する」かしかありません。ですが、この点もやりようによっては品質を落とさずに施工が可能な場合もあります。それは単純に「職人の技量(腕)」です。職人と呼ばれる方々は、自らの営業行為が苦手なため、元請からの施工依頼が重要な収入源である場合が多いです。
では、この話のどこが問題なのでしょうか。
まず、B社(元請)の手数料がいくらなのかが、お客様には一切伝わらないことです。この額が大きければ、職人にはかなり負担が掛かっています。果たしてその職人は気持ちよく仕事をしているのでしょうか?
中間マージンを払わず高品質な施工ができるのであれば、やはり自社元請施工の会社(株式会社ふじたも自社元請施工)をお選びいただくほうがよいのではと考えております。